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■■プノンペンから渡し船に乗って■■


カンボジアの首都プノンペン。ついてみると空港はぴっかぴか、空港から町にでるあいだにWater Parkあり、町なかにはショッピングセンターもあり、王宮周辺は緑も整備され、一国の首都、という感じがします。バイクとトゥクトゥクと車の多さに圧倒され、市場の活気のうずに巻き込まれ、、ふと静かなところへいってみたくなりました。そこで平野久美子さんの本でも紹介されていたコダッ村へ。



プノンペン市内から橋をこえると赤土の未舗装道路が続きます。そこを車で一時間ほど走ると、船着き場へ到着。ここから渡し船に乗ります。車も乗る大きな渡し船ですが、丁度にわか雨で風も強く、船は結構ゆれます。ドライバーさんは川からの風に「気持ちいいね〜」と私に話しかけてきますが、「そそそそうだね〜、、」と答える私はへっぴり腰で船のへりにしがみついていたのでした。10分ほどで船は何ごともなく向こう岸へ到着しました。

 


そこにはプノンペンとは一転した静かな村の生活がありました。高床式の家の土間には機織り機があり、ここで機織りをしたり、たばこの葉を干したり、ハンモックで子供が昼寝していたり。生活をかいまみることができます。

目的の一つである織り物を織っているところを見学に。

「かったんかったん」と機織りをする音が聞こえてくる一軒のお家にお邪魔しました。ここではパームオンと呼ばれる布を織っていました。聞いてみると、一日に1.5mほど織れるとのこと。ピンとはった縦糸に横糸をとおす作業がえんえんと続きます。じっとみていると布がひと糸ごとに織られていく様が美しく、見飽きません。

ふと二階を見上げると、おばあさんが糸車をひいていました。こちらも二階におじゃまして見学させていただくことに。

 


のお家ではおばあさんが糸くりをして、下でお孫さんが機織りをしているようでした。

機織りも糸くりも私にとっては初めてみるもので、あんまり見るものだからおばあさんが「どっからきたの?日本?日本っていうのはみんななにして働いてるの?」

「会社で机に座って仕事したり、お店でなんかうったり、、」「そうなのー」というような会話になり、、市場でなにげなく手にして「綺麗だなぁ」と見ている織り物もこんなふうにいろんな人の手を渡って織られていくことを改めて感じました。私たちが織物を手にしたとき感じる暖かみや、なにか懐かしい感じはこういうところからきているのかもしれません。

からからまわるおばあさんの糸車の片方は自転車の車輪を改造したものです。

ものを大事に使い、そこから一本一本糸をよせて人の手で布が織り出されていく。なんとも贅沢なものを見せてもらった静かな午後の一日でした。

帰りの渡し船は行きとはうってかわって、私も川からの風を楽しみ午後からの雨とメコン川から受ける風に洗い流されたような気持ちでまた船着き場へ。

プノンペン市内に帰る前になにか腹ごしらえをしようということになり、ドライバーさんおすすめのメコン河ぞいのバンチャェウ(ベトナムのバインセオですね)のおいしいお店へ直行しました。



、、いったい何人はいるの?てな感じの巨大レストランで夜になるとバンド演奏にカラオケ大会と大騒ぎになるらしいですが、まだ夕方早い時間でお客もいず、

メコン河沿いの席でバンチャエウを堪能しました。香ばしい皮と苦味のあるチー(ハーブ類)にアンコールビール。ゆったりすごせた今日一日をしめくくるおいしいごはん。

プノンペンから一時間ほど行くと見ることのできる静かな農村の生活。

プノンペンから少し足をのばしたい方におすすめです。



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